業務用エアコンの清掃は自分でできる?注意点と方法をプロが直伝!

皆さんこんにちは。大阪・東京・中四国に拠点を置き全国の空調設備のメンテナンス及び工事を請け負っている英和商工株式会社です。


業務用エアコンが本格的に稼働する夏場や冬場を前に、業務用エアコンの清掃・メンテナンスをお考えの事業者様は多いと思います。


業務用エアコンも家庭用エアコンと同じく定期的な清掃が必要です。

しかし、自分たちで清掃していいものなのか、特別な道具が必要なのかと悩んでしまう方もいると思います。


そこでこの記事では、業務用エアコンを自分たちで清掃する際の手順から注意点までお伝えしていきます。

業務用エアコンの清掃にお悩みの事業者様はぜひ最後までご覧ください。



■業務用エアコンは自分で掃除できるのか?



オフィスビルや商業施設、病院などに設置されている業務用エアコンの多くは天井埋込型です。このタイプは一見掃除が難しそうに見えますが、本体の外側とフィルタであれば自分たちで掃除できます。


ただし、内部洗浄を自分たちでやるのは故障や不具合を招く恐れがあるため、専門の業者に依頼してください。


・自分で掃除する際に必要な道具と手順

業務用エアコンは簡単なメンテナンスであれば、特別な道具を用意する必要はありません。


まずは、天井付近まで届く脚立を用意しましょう。掃除用具は、掃除機とやわらかいスポンジや歯ブラシ、タオル、雑巾、中性洗剤があれば十分です。掃除機はフィルタに付着しているホコリなどを吸い取るのに使います。


業務用エアコンはタイプによってパネルやフィルタの外し方が異なるため、事前に取扱説明書やメーカーの公式サイトで確認すると安心です。


続いて業務用エアコンの掃除の手順について紹介します。


手順①エアコンの電源をOFFにする

業務用エアコンの掃除をする前は、必ずエアコン本体の電源を切ります。できればブレーカーも落としておきましょう。

電源を切らずに掃除を始めると、ファンなどで怪我をしたり、機器が故障したりする可能性があり、大変危険です。


手順②フィルタを外す

業務用エアコンの外側にあるパネルカバーを外すと、中にフィルタがあります。フィルタの取り外し方は、エアコンのタイプによって異なるため、取扱説明書で確認してください。

フィルタを取り外す際は、脚立に乗っての作業となりますので、できれば2人以上で作業されることをおすすめします。


手順③本体・パネル・吹き出し口の汚れを拭き取る

本体やパネル、吹き出し口についた汚れは、濡れた雑巾などで拭き取ります。

大きなホコリがある場合は、掃除機で吸い取ってから、目の部分の汚れを歯ブラシで掻き出すようにするといいでしょう。


手順④フィルタのホコリを掃除機で吸う

フィルタについたホコリは、掃除機を使って表面から吸い取ります。ホコリがついているのは主に片面です。

この段階では完全にホコリを取り除くことは不可能なので、大まかなホコリだけを取り除くようにします。


手順⑤フィルタを水洗いする

フィルタを水洗いするときは、裏面からホコリを押し出すイメージで水を流してみましょう。その後、やわらかい歯ブラシなどで、表面に残ったホコリを優しく取り除きます。

フィルタは硬いものでこすると、破損したり変形したりする可能性があるため、必ずやわらかい道具を使用してください。


手順⑥フィルタを陰干しする

洗い終わったフィルタは、表面の水気を拭き取ってから陰干しします。

フィルタは直射日光を当てると傷んでしまうことがあるので、天日干しは避けましょう。


手順⑦フィルタを取り付ける

フィルタがしっかり乾いたら、本体に取り付けて掃除は完了です。

掃除の手順ややり方はエアコンのタイプによっても異なりますので、必ずメーカーのHPや取扱説明書で確認してください。


不安を感じる場合はいつでも弊社にご相談ください。

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このように、業務用エアコンの外側とフィルタであれば誰でも比較的簡単に清掃することが可能です。しかし、業務用エアコンの特性上、高所に取り付けられていることが多いので、作業の際は十分に注意し、転倒などによる事故や怪我防止への配慮も忘れず行ってください。



■業務用エアコンの清掃、しないとどうなる?清掃することでメリットはある?



業務エアコンの清掃を行わないでいると、さまざまな問題が発生します。清掃することで得られるメリットは大きいため、ここで確認しておきましょう。



・業務用エアコンの清掃を行わないとどうなる?

業務用エアコンの清掃を行わないと、通常より電気代が高くなることがあります。エアコン内部に溜まった汚れやホコリによって運転効率が下がり、同じ温度設定にしてもより多くの電気を使うからです。


エアコンの運転効率が下がれば、電気代が高くなるだけでなく、機器に余計な負荷がかかって故障のリスクを高めます。エアコンから異音がするようになったら要注意です。エアコン全体に負荷がかかっている証拠のため、早急に対処する必要があります。


また、エアコン内部の汚れをいつまでも放置していると、汚れをエサにしてカビが発生します。すると、エアコンをつけたときに嫌なニオイがしたり、お客様や従業員が体調を崩したりというような健康被害にも発展するため注意が必要です。



・業務用エアコンを掃除すると得られる3つのメリット

業務用エアコンを掃除するとさまざまなメリットが得られますが、中でも大きなメリットは3つあります。


1つめは、省エネ性が上がり電気代を抑えられることです。エアコン内部をキレイに保つことで、余計な消費電力を抑えることができます。


2つめは、清潔性が上がり嫌なニオイや健康被害の発生を防げることです。ニオイや体調不良の原因が業務用エアコンにあるとわかれば、お客様への信用問題に関わります。


そして3つめは、エアコンの寿命が伸びることです。エアコンにかかる負荷を最小限にできれば、エアコンの寿命は伸びる可能性があります。


このように、業務用エアコンの定期的な清掃・メンテナンスを行うことは、従業員やお客様の健康を守り、エアコンの寿命を伸ばすことにつながるのです。



■業務用エアコンを清掃する際に気をつけてほしいこと



これまでお話してきた内容は、あくまでも外側の簡易的な部分の清掃についてです。エアコンの状態によっては、内部清掃や詳細なメンテナンスが必要となってしまう場合もあります。本来であれば、業務用エアコンの清掃は、専門の業者に依頼するのが最も確実な方法です。


本項では、空調メンテナンスのプロとして、ご自身で清掃される際に注意していただきたい点をまとめましたので、ご確認ください。


・エアコン内部を分解してはいけない

エアコン内部の掃除は、専門知識のある業者でなければ行うべきではありません。専門知識のないまま分解してしまうと、機器の故障や思いもよらない事故につながる可能性があるからです。


分解と同じく、内部の機器に触れることも故障や事故のリスクを高めます。特に配線や電子パーツには絶対に触れないでください。


業務用エアコンに関する専門知識がない場合は、たとえ機器の内部に汚れが見えたとしても、フィルタの清掃のみにとどめておきましょう。


・硬く鋭い道具を使ってはいけない

業務用エアコンは思った以上にデリケートな空調機器です。掃除をする際はやわらかい素材の道具を使用し、硬く鋭い道具は使用しないようにしましょう。


まれにエアコン内部の奥まったところを掃除しようと、細長い棒にティッシュなどを巻きつけて差し込んでしまう例がありますが、いつ部品を壊してしまうかわかりません。


英和商工株式会社は創業から約50年にわたり、数多くの現場で経験や知識を培ってきた空調メンテナンスのプロです。確かなスキルがあるからこそ、条件が異なる現場でも高品質な施工と仕上がりを実現しています。関東エリアの空調メンテナンスは英和商工株式会社にお任せください。


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■エアコンを快適に使い続けていく為に



この記事では、業務用エアコンを自分で清掃する際に必要な道具から手順、メリット、気をつけてほしい注意点までお伝えしました。


ゴミやホコリが溜まりやすい業務用エアコンは、定期的に掃除をしなければ異臭や故障の原因になります。フィルタであれば専門知識がなくとも掃除できますので、自分たちで行うことも可能です。


しかし、エアコン内部の掃除はリスクが高いため、必ず専門の業者に依頼してください。依頼する時期としては、エアコンが本格的に稼働する夏や冬前がいいでしょう。それ以外にも、エアコンから異臭・異音がしたり、エアコンの効きが悪くなったりしたときは、迷わず業者に清掃を依頼することをおすすめします。


業務用エアコンの清掃を専門とする業者は数多くあり、中には中途半端な対応をする業者もいます。業者選びは実績豊富で信用できる会社に行ってください。


英和商工株式会社は、オフィスビルや飲食店・商業施設、工場、病院・研究施設など、あらゆる施設における空調設備のメンテナンス・工事を行っています。

創業から50年の歴史があり、これまでにも多くの現場でエアコンの更新工事を行ってきました。老朽化した空調機器は、取り替えた方がランニングコストを削減できる場合がほとんどです。

弊社では、店舗やオフィスに合わせた最適なご提案をしています。施工からアフターフォローまでワンストップでサポートしているので、お客様のお悩みに最大限寄り添うことが可能です。


個人宅用エアコンの取り付け、取り外し等のエアコンに関するさまざまなお悩み事も承っておりますので、お気軽にご相談ください。