皆さんこんにちは。大阪・東京・中四国に拠点を置き全国の空調設備のメンテナンス及び工事を請け負っている英和商工株式会社です。弊社では、オフィスビルや飲食店・商業施設、工場、病院・研究施設など、あらゆる施設における空調設備のメンテナンス・工事を行っております。
さて本日は、業務用エアコンの故障原因を考えてみて、その対策を解説します。故障原因ランキングTOP4を挙げながら、どのように対処すべきか、どのような業者に依頼すればいいかなどを説明するので、エアコン故障時に参考にしていただければ幸いです。
■よくある故障内容ランキングTOP4をご紹介!
エアコン故障にはよくあるパターンがあるので、ランキング形式で紹介しましょう。
第4位・業務用エアコンの電源が入らない
よくあるエアコンの故障の第4位は、業務用のエアコンの電源が入らないというものです。
原因として考えられるのは機械の故障ではなく、ブレーカーが落ちたままになっていること。業務用のエアコンのブレーカーは配電盤の中ではなく、別の場所にあることが多いので、ブレーカーが落ちたままになっても気づかないことがあります。この場合は、切れたブレーカーを戻せば、回復します。
但し、ブレーカが勝手に落ちている場合は、電動部品が過負荷運転になっている場合や、絶縁不良を起こしている場合、配線がショートしている可能性もある為、是正措置を行ってから復旧することをお勧めします。
次に考えられる原因は、リモコンの電池が切れていること。リモコンの電池が劣化すると、赤外線の発信力が弱くなり、エアコンの電源が入らなくなります。この場合は、電池を交換すれば解決します。
第3位・業務用エアコンから異音がする
よくあるエアコンの故障第3位は、業務用エアコンから異音がするというもの。
このような状況の原因として考えられるのは、室内機のフィルターがホコリで目詰まりしていることです。目詰まりにより風を正常に送れなくなると、ブォーンというような異音や振動が起こりやすくなります。
フィルターの下のアルミフィンも目詰まりすることがあるので、チェックしてみてください。
フィルターやアルミフィンが目詰まりしていないのに異音がする場合は、モーターが異常を起こしているか、ファンに何か異物が当たっている可能性があります。自社内で対応できればいいですが、対応できないときは業者に修理を依頼しましょう。
第2位・嫌なニオイがする(異臭がする)
よくあるエアコンの故障第2位は、嫌なニオイがすることです。
業務用エアコンは、室内の空気を吸い込んで、吹き出すようになっています。
空気を吸い込むときにホコリなどの汚れの元も吸い込みますが、それが水と反応して、汚れになり、特有の嫌なニオイが発生することがあります。カビやタバコなどのようなニオイです。
もう一つ考えられる原因は、室外機の周辺に生活ゴミなどが置いてあることです。業務用エアコンの室外機の送風ファンは非常に強力で、周辺のニオイもよく拾います。
生活ゴミのニオイなどもそのまま室内に流すことになるので、異臭が発生することになります。そのため、業務用エアコンの室外機周辺には嫌なニオイが発生するものを置かないようにしましょう。
汚れたまま、嫌なニオイが発生したままエアコンを使い続けると、部品が劣化する恐れがあります。そうなると、故障も早まるでしょうし、室内にいる人の健康にも悪影響が及びやすくなります。
第1位・業務用エアコンの効きが悪い
よくあるエアコンの故障第1は、業務用エアコンの効きが悪いことです。
これは結構あるパターンで、経験したことがある人もいるでしょう。
原因として考えられるのはまずリモコンの設定に誤りがあることです。冷房・暖房・送風・ドライの設定に間違いがないか確認してみましょう。気がつかないうちに違う設定になっているかもしれません。
リモコンの温度や運転モードの設定が正しくない可能性もあります。解決方法としては、リセットボタンを押す、電池を交換するなどです。
次の原因として考えられるのは、異音のところで取り上げたフィルターやアルミフィンの目詰まりです。フィルターやアルミフィンが目詰まりすると、変な音が発生することがありますが、それだけでなくエアコンの効きが悪くなることもあります。
冷媒ガスの漏れで業務用エアコンの効きが悪くなることもあります。冷媒ガスが漏れるのは工事ミスによることが多いです。配管のムリな曲げ加工によるひび割れ、不適切なトルク掛けなどのミスです。
このような工事ミスがあると、室内機側の熱交換器に霜がついていたり、室外機側の高圧パイプ(2本あるうちの細い方)に霜がついていたりなどの症状が起きることがあります。
対応策としては、ガスの追加という方法もありますが、ガスを入れ替えた方が確実です。
ガス漏れが発生していないのに、送風運転になってしまう場合は、コンプレッサーが稼働していない可能性があるので、部品交換が必要になります。
室外機の周囲が高温で熱交換がうまく行われない場合。室外機の周囲に障害物が多く、空気に流れを阻害している場合。インバーター基板の故障等の室外機由来の原因も。
このようにエアコンの不具合といっても様々な原因があります。英和商工株式会社では緊急時のトラブル対応~定期メンテナンスまで、皆さまが毎日過ごす大切な環境の「快適」をご提供いたしております。ご不明点等ございましたら、お気軽にお問い合わせください。
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■エアコンを使用する環境によっても様々な違いがあります。
業務用エアコンを使う施設や環境によってもトラブルや故障が起きる状況が変わってきます。
そこで施設ごとに考えられるエアコントラブルの原因を見てみましょう。
・工場
工場では様々な機器から油、粉塵、ホコリなどが発生しやすく、エアコンの中に入りやすいです。これらの汚れがフィルターに溜まり、故障となることがよくあります。
また、温度調節が必要な工場、機器から熱が発生しやすい工場などでは、その熱により室内の温度が上昇しやすく、エアコンもフル稼働させなければならなくなります。長時間フル稼働ともなると、故障の発生率も高まるでしょう。
・飲食店
飲食店での調理による油や煙がエアコンのフィルターに付着しやすいですし、発生する熱がエアコンの負荷を上げます。それがエアコンの故障に繋がることがあります。
また、飲食店に侵入してきたネズミがエアコン関連のコードをかじり、ショートさせれば、これも故障発生の原因となるでしょう。
・美容院・理容院
美容院・理容院などでは、ヘアスプレーやカラー剤、パーマ材などの薬品を使用しますが、これらの薬品がエアコンのフィルターに付着することがあります。また、カットした毛髪が室内機に入ることがあります。
このようなことが続くと、エアコンが故障することもあるのです。薬品や毛髪は、時間が経つとヘドロ状に変化し、異臭や配管詰まりなどの原因になることもあります。
・ペットショップ
ペットの毛には油分が含まれていて、エアコンに入るとゼリー状のしつこい汚れになってしまいます。
また、動物に健康的に過ごしてもらうために、ペットショップでは24時間エアコンを稼働することがありますが、これは大きな負荷になりやすいです。
以上のような原因で、ペットショップのエアコンが故障することがあります。
このように、エアコンを使用する環境によっても原因や故障の内容は異なります。商業施設である場合はお客様への健康被害、イメージダウンに繋がりかねない重要なポイントとなってまいりますので、こまめな点検と「故障を未然に防ぐ」ことが大切となってくるでしょう。
英和商工株式会社は創業から約50年にわたり、数多くの現場で経験や知識を培ってきた空調メンテナンスのプロです。確かなスキルがあるからこそ立地や状況が異なる現場でも高品質な施工と仕上がりを実現しています。関東エリアの空調メンテナンスは弊社にお任せください。
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■緊急時こそ見落としがち!エアコン業者を選ぶ際のチェックポイント3選!
エアコンが故障すると、自社内で対応することは難しくなるので、業者に依頼することが多いですが、その際には選ぶポイントがあります。緊急時だからこそ見逃しがちな点をチェックして、慎重に業者選びをしないといけません。そのためのポイントを解説しましょう。
①料金及び料金体系は適正か
業務用エアコンが故障となると、修理料金が高くなることがありますが、だからこそ適正な料金、及び料金体系になっているか確認しないといけません。
最近はネット広告で料金表示をしている業者も多いですが、故障の状況によっても料金は変わるので、表示だけを鵜呑みにはできません。
中には、基本料金だけは安くしておいて、後で実費を別途請求したり、追加料金を加えていったりなどの業者もあるので、注意が必要です。
②作業内容についての詳しい説明があるか
エアコンの故障に対してどのような作業が行われるのか、詳しい説明をしてくれる業者を選ばないといけません。
専門用語ばかり使ってわかりにくい説明をする業者では信頼もできません。誰にでもわかりやすく、依頼者が納得できるように作業内容を説明してくれる業者なら、その後安心して作業を任せられるでしょう。
③接客態度の良し悪し
エアコン修理業者を選ぶときは、接客態度の良し悪しも見ておきましょう。
電話で問い合わせをするときは、言葉遣い、声の調子などを確認して、これなら安心だと思われる業者に依頼するようにしましょう。メールで問い合わせるときは、返答の文面や返答の早さがカギになります。
⑤業務用エアコン掃除に強いかどうか
エアコン修理・掃除といっても、家庭用のエアコンと業務用のエアコンでは作業内容が異なります。
家庭用エアコン修理は得意だが、業務用エアコン修理は経験が少ないという業者もあります。そのような業者に業務用エアコンの修理・掃除を依頼しても、期待したような結果が出ないかもしれません。
そのため、業者探しをするときは、業務用エアコン修理・掃除に強いかどうかを確認しましょう。
⑥実績は豊富か?
業務用エアコンの修理に強いといっても、環境や施設によっても作業内容は変わります。
そのため、様々な状況に対応してきた実績がある業者なのかもチェックしなければいけません。
対応できる作業が限られていて、実績が十分にない業者だと、原因特定にも時間がかかり、余計な作業が生じて、費用がかさむ恐れもあります。そのような事態を避けるために、各業者がどのような実績を築いてきたかを確認しておきましょう。
■まとめ
業務用エアコンだからこその故障原因もあり、故障したらできるだけ早く修理しなければいけません。ただ、業者選びで間違えると、大きな失敗にも繋がりますから、記事の内容も参考にしながら、信用できる業者を選んでください。
英和商工株式会社は、オフィスビルや飲食店・商業施設、工場、病院・研究施設など、あらゆる施設における空調設備のメンテナンス・工事を行っています。
創業から50年の歴史があり、これまでにも多くの現場でエアコンの更新工事を行ってきました。老朽化した空調機器は、取り替えた方がランニングコストを削減できる場合がほとんどです。
弊社では、店舗やオフィスに合わせた最適なご提案をしています。施工からアフターフォローまでワンストップでサポートしているので、お客様のお悩みに最大限寄り添うことが可能です。
個人宅用エアコンの取り付け、取り外し等のエアコンに関する様々なお悩み事も承っておりますので、お気軽にご相談ください。