パッケージエアコンとルームエアコンの違いと、マルチエアコンについて解説

皆さんこんにちは。大阪・東京・中四国に拠点を置き全国の空調設備のメンテナンス及び工事を請け負っている英和商工株式会社です。


パッケージエアコンやルームエアコンなど、エアコンにもさまざまな呼び名がありますよね。しかし、いざエアコンを設置しようとしても、どのような違いがあるのか、どのエアコンをつければいいのかわからないということはないでしょうか。


本記事では、パッケージエアコンとルームエアコンの違いと、マルチエアコンについて詳しく解説します。業務用エアコンの種類で迷っているなら、ぜひ参考にしてみてください。




■パッケージエアコンとルームエアコンの違いと、マルチエアコンとは?



エアコンには、パッケージエアコンとルームエアコン、マルチエアコンなどがあります。夏や冬に快適に過ごすためには、それぞれのエアコンの違いを理解し、自分に合った特徴を持ったエアコンを選ぶようにしましょう。


・ルームエアコンの特徴


ルームエアコンは、冷暖房能力が小さいものがラインナップされています。なぜなら、一般家庭の寝室やリビングなどで使用されることを想定しているからです。


もちろん部屋の大きさによって必要な冷暖房能力は異なるため、小さいものだけでなく大きい能力のエアコンも用意されているので、部屋の広さに合った能力のエアコンを選べるようになっています。


その多くは壁に取り付けるタイプになっていて、リモコンで遠隔操作が可能です。


・パッケージエアコンの特徴


パッケージエアコンは、部屋の大きさや形状によってさまざまなタイプが用意されています。


たとえば、一般的によく見かける壁に取り付けるタイプだけでなく、天井に埋め込むタイプや床置きタイプなどもあります。


なぜなら、店舗やオフィスで使用することが想定されているからであり、冷暖房能力も一般家庭で使用するものよりも大きなものが用意されています。


業務用エアコンの場合は、主に壁面にリモコンが固定されています。各室内に設置したエアコンにケーブルが接続されていて、リモコンで操作できるようになっているのです。


・マルチエアコンの特徴


マルチエアコンもまた、業務用エアコンです。一台の室外機で容量の異なる複数の室内機を個別に運転できるシステムです。また、ビル用マルチエアコンは主に3,000㎡以上の中規模建物が対象となり、一般的なマルチエアコン戸建て事務所や店舗が対象となります。


形状はさまざまで、こちらも天井への埋め込み型や床置き型などがあります。そのため、オフィスや店舗の形に合わせてタイプを選ぶことができ、全体の空調をうまく調節できるようになっています。


システムコントローラーで全体のエアコンを管理することができるので、わざわざ各部屋まで赴かなくても空調を調整できます。



■業務用エアコンの種類はどんなものがあるのか?



業務用エアコンもたくさんの種類があり、それぞれ特徴が異なります。本項ではそんな業務用エアコンの一例とメリット・デメリットについて解説していきます。


・天井カセット形4方向吹出



天井カセット形4方向吹出タイプのエアコンのメリットは、4方向から送風できることです。天井と一体化するタイプであるだけでなくパネルの色も選べるため、インテリアの邪魔にならないのもメリットです。


お掃除機能などのオプションが選べるエアコンも多いのも特徴といえます。ただし、天井裏にスペースが必要なだけでなく、天井に穴をあけなくてはならないのはデメリットといえるでしょう。

また、設置工事費が高くなりがちなのも気になるところです。


・天井カセット形ラウンドフロー


天井カセット形ラウンドフローは、360°全周から送風できるのが特徴であり、温度ムラが出にくいのがメリットといえるでしょう。


ただし、天井まで5m以上の高さがあると風が足元まで届かないのはデメリットといえます。設置工事費も天井に穴をあけなければならない関係上、ほかのタイプよりも高くなりがちです。


・天井吊形



天井吊形は天井が高くても足元まで風を送ることができ、なおかつ遠くまで風を届けられるのが特徴です。室内機1台で最大10馬力という大きな能力もポイントといえます。


ただし、細長い空間では大きな威力を発揮するものの、エアコンの真下や両サイドはあまり恩恵が受けられません。配管も露出してしまうため、インテリアに合わない場合もあります。


・床置形


床置型の場合は、天井が高くても上部まで風を送ることができ、取り付けが簡単なのがメリットといえます。もちろん、床に置くだけなので設置工事費も安く済むでしょう。


ただし、全体に風を送るタイプではないため、温度ムラができてしまうのがデメリットです。


・壁掛形


壁掛形は、取り付けが簡単な点がメリットです。設置工事費も安く、手入れも簡単です。ただし、風をあまり遠くに送ることはできません。


・天井カセット形2方向吹出


天井カセット形2方向吹出は、天井に埋め込むタイプであり、両サイドに風を送るのに適したエアコンです。ただし、天井に穴をあける必要があり、足元まで風を届かせるのは難しい点がデメリットといえるでしょう。


・天井カセット形1方向吹出


天井カセット形1方向吹出は、細長い空間に設置するのに適したエアコンです。部屋の雰囲気は損ないませんが、1方向にしか風を送れないのは欠点といえるでしょう。


・ビルトイン


ビルトインは、物件に合わせて柔軟に対応できる点が特徴といえます。埋め込み型なのでインテリアを損なうこともなく、吹出口のタイプを選べるため、自分にあった吹き出し口にすることが可能です。


ただし、天井に穴をあけなくてはならず、メンテナンスも簡単ではありません。そのため、設置工事費が高くなってしまう傾向にあります。


・天井埋込ダクト形


天井埋込ダクト形は、ビルのタイプなどに合わせて選べる点が特徴といえます。吸込口と吹出口のタイプが選べるだけでなく、本体と離れた位置に設置できるため、室内機が見えないのもメリットでしょう。


ただし、部材や工事費用が高くなる傾向にあり、メンテナンスにも手間がかかる点がデメリットです。


このように、業務用エアコンといってもさまざまな種類や特徴がございます。英和商工株式会社では、創業約50年に渡り快適な空間づくりのお手伝いをしてきた豊富な実績と知識、技術によりお客様のどのようなお悩みも解決できます。空調のお悩みはお気軽にご相談ください。


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■業務用エアコンを少しでも長持ちさせるために必要なこと



業務用エアコンを長持ちさせるには、寿命や耐久年数が短くなる要因を取り除き、ポイントを抑えておく必要があります。


・業務用エアコンの寿命・耐用年数が短くなる要因


業務用エアコンの寿命・耐用年数が短くなる要因には、メンテナンスをしていない、というものがあります。業務用エアコンは定期的に適切な手入れをする必要があります。


もしきちんとメンテナンスができていなければ、寿命が短くなってしまうので注意が必要です。


また、使用する環境が悪くても、寿命が短くなってしまうといえます。そのほか、長期間使用していなければ劣化が進んでしまうので、注意が必要です。


・業務用エアコンを長持ちさせるためのポイント


業務用エアコンを長持ちさせるためのポイントは、異音や空調効率の低下などがあった場合はすぐに業者に見せるようにすることです。


エアコンを長持ちさせるための重要なのは、故障や劣化の早期発見・早期修繕です。



■まとめ



本記事では、エアコンの種類について詳しく解説しました。一般家庭だけでなく、店舗やオフィスにつけるエアコンを探しているなら、設置する空間の形状や予算に合わせたエアコンを選ぶことが重要です。


大阪、東京、中四国を拠点にしている業者を探しているのなら、英和商工株式会社に問い合わせてみてください。


英和商工株式会社は、オフィスビルや飲食店・商業施設、工場、病院・研究施設など、あらゆる施設における空調設備のメンテナンス・工事を行っています。


創業から50年の歴史があり、これまでにも多くの現場でエアコンの更新工事を行ってきました。老朽化した空調機器は、取り替えた方がランニングコストを削減できる場合がほとんどです。

弊社では、店舗やオフィスに合わせた最適なご提案をしています。施工からアフターフォローまでワンストップでサポートしているので、お客様のお悩みに最大限寄り添うことが可能です。


個人宅用エアコンの取り付け、取り外し等のエアコンに関するさまざまなお悩み事も承っておりますので、お気軽にご相談ください。