厨房ダクト清掃の重要性と放置の危険性、改善方法を解説  

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皆さんこんにちは。大阪・東京・中四国に拠点を置き全国の空調設備のメンテナンス及び工事を請け負っている英和商工株式会社です。突然ですが厨房ダクトの清掃は定期的に行っていますか?厨房ダクトは、汚れたまま放置しておくと火災の原因になる可能性があります。この記事では厨房ダクト清掃の重要性と放置の危険性、改善方法について解説していきます。



■厨房ダクトは汚れていませんか?


参照:施工事例「厨房フード、排気ダクト清掃」より


飲食の厨房において、排気のためのダクトは非常に重要な役割を果たしています。しかし、特に揚げ物などの調理が多い場合、油汚れが蓄積し、ススやホコリが付着していきます。このようなダクトの汚れが深刻化すると、火災のリスクが高まるだけでなく、不衛生な状態となり、悪臭の原因ともなります。


・吸排気の機能低下

ダクト内に汚れが溜まると、吸排気の機能が低下してしまいます。無駄な電気代もかかるようになり、ダクト本体の劣化も進みます。


・衛生上のトラブル

汚れたダクトにはカビや細菌、ゴキブリなどが増殖し、衛生上の問題が出てきます。病院では院内感染を引き起こす原因になることも。ホコリやチリが運ばれることにより、喘息やアレルギー性肺炎などの健康障害を起こす危険性もあります。


・室内環境の悪化

ダクト内に汚れが蓄積することで排煙能力が著しく低下すると、店内に嫌な臭いが染みついたり、煙や熱が充満したりします。また、ダクト内に溜まった汚れから悪臭が発生し、排煙口からの臭いや汚れがトラブルになることもあるので注意が必要です。


・異物混入の危険

ダクトの汚れが工場の製品に混入してしまったり、精密機器が故障したりするケースもあります。飲食店で食材や料理に汚れが混入した場合、食中毒につながる危険性も考えられます。


・火災の恐れ

ダクト内の油汚れの固まりは発火性が高く、なんらかの原因で引火してしまうと一気に燃え上がり、大火災を引き起こすことがあります。このような火災は、ダクト火災と呼ばれ、近年増加しているとの報告があります。



■火災件数は減っているのに、飲食店の火災は急増中!



火災件数自体は減少傾向にあるものの、飲食店における火災件数は急増しています。ここでは、飲食店での火災件数が増えている要因や発生状況をご紹介します。


・飲食店の火災は年々増加傾向にあり、徹底管理が求められる現状


東京消防庁管内の火災件数の推移をグラフで見ると、全体的に減少傾向にあるものの、増減を繰り返しているのが確認できます。一方で、飲食店の火災件数は増加傾向にあり、特に平成26年以降の伸びが顕著となっております。



参照元:東京消防庁「飲食店の厨房設備等に係る火災予防対策等検討部会報告書 」より


飲食業は火を使う仕事であり、火災のリスクが常に付きまといます。しかしながら、近年、火災の発生件数が増加傾向にあるのはなぜでしょうか。東京消防庁の分析によると、以下のような背景要因が考えられます。

調理手法の多様化や理調の効率化が進み、厨房設備等の高火力化や複合化が進んでいます。また、店舗営業時間の長時間化に伴い、昼夜を問わず厨房設備等が使用されるようになったため、メンテナンスなどに必要な時間が十分に確保できなくなってきています。

さらに、非正規雇用従業員の依存率が高まったことで、調理人等の専門家が減少し、適切な設備の取り扱いができなくなっているのも一因と考えられます。

つまり、飲食店を取り巻く環境の変化が、火災リスクの高まりにつながっているのではないでしょうか。


・建物別データで見る火災発生状況



参照元:東京消防庁「令和4年中の火災の概要について」より


このように、最新のデータにおいてもダクト関連の火災は増加傾向となっています。

事項ではそんな「厨房ダクトによる火災」を未然に防ぐ方法を解説していきます。



■ダクト火災を未然に防ぐための方法とチェックポイント



ダクト内の油やホコリを定期的に除去することが、ダクト火災を未然に防ぐ簡明な対策となります。排気ダクト内に可燃物が蓄積されていれば、それが引火源となる可能性があるため、こまめな清掃が重要なのです。このようにきめ細かな予防措置を講じることで、ダクト火災の発生を効果的に抑制することができるのです。そのためには日々の点検や清掃も大切ですが、どうしてもダクト奥の清掃などは難しいと思います。そんな時こそ日々の点検で知る「危険度」が大切です。本項では「危険度チェック」の方法を紹介していきたいと思います。


・チェック基準 1 きちんと煙や熱が排気されていますか?


「最近どうも厨房やお店の中が煙たい」そういったことはありませんか?

日常見落としてしまいがちですが、煙がきちんと排気されていない場合、の排気ファン(シロッコファン)やダクト内部に油汚れが溜まっている可能性があります。


・チェック基準 2 グリスフィルターの油汚れ


グリスフィルターの汚れ具合を定期的に確認する

グリスフィルターが汚れた状態で調理を行うと、調理時の火炎により延焼のリスクが高まります。さらに、排気量の低下を招き、電気代の無駄遣いにつながる可能性があります。


・排気出口の外輪口から油が染み出ていませんか?


外輪口から油が染み出ていないかを丁寧に確認

もし油の染み出しが確認された場合、ダクト内部が相当汚れていることが考えられます。さらに、ダクトの継ぎ目から油が漏れ出し、天井や壁に染み出ているのは非常に危険な状況です。いつ"ダクト火災"が発生しても、おかしくありません。早急な対応が必要とされます。



■まとめ


英和商工株式会社は、オフィスビルや飲食店・商業施設、工場、病院・研究施設など、あらゆる施設における空調設備のメンテナンス・工事を行っています。

創業から50年の歴史があり、これまでにも多くの現場でエアコンの更新工事を行ってきました。老朽化した空調機器は、取り替えた方がランニングコストを削減できる場合がほとんどです。弊社では、店舗やオフィスに合わせた最適なご提案をしています。施工からアフターフォローまでワンストップでサポートしているので、お客様のお悩みに最大限寄り添うことが可能です。


個人宅用エアコンの取り付け、取り外し等のエアコンに関するさまざまなお悩み事も承っておりますので、お気軽にご相談ください。


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