空気が澄んでるとは


空気が濁(にご)っているか澄(す)んでいるかは、空気中に含まれている水蒸気やちりなどが多いか少ないかによります。冬は夏に比べて気温も低く、対流活動も弱いことから空気中の水蒸気やちりなどが少なく、このため冬の空は夏の空より澄んで見えます。

都会の空気には二酸化窒素や粒子状物質、一酸化炭素といった汚染物質がたくさん含まれています。二酸化窒素は太陽光(紫外線)に反応して、光化学スモッグの原因物質や、二次生成粒子(PM2.5)などに変化し、発ガン性を有するようになります。


樹木が生長することは,光合成によって空気中の炭酸ガスや水から炭水化物を作り出し固定することで,その時酸素を放出します。

自動車の排気ガスや工場の出す煙などがいっぱい入った都会の空気に比べ,森林の空気はすがすがしくきれいでおいしいとよく言われています。

無数の木々の葉が空気を汚している物質を吸い込んだり、付着したりして、空気を浄化し、澄んだ空気となります。


写真は大阪の交野市の「大阪府民の森」の中の1つ。「ほしだ園地」内の展望デッキからの写真です