「どこで使うねんこれ!?」なフィルタをご紹介!「耐熱400℃多風量形HEPAフィルタ(アトモス)」! 

 フィルタといえば、エアコンや空気清浄機に使われるものを思い浮かべる方が多いかもしれません。本来であれば、皆さんの身近なフィルタを紹介するところですが、今回はあえて逆に「どこで使うねんこれ!?」 と思うような特殊なフィルタをピックアップいたします!


 今回、ご紹介するのは、「耐熱400℃多風量形HEPAフィルタ(アトモス)」!!

まるでRPGのラスボス装備みたいなこのフィルタ、一体どんな場所で活躍しているのでしょうか?                


■どんな場所で使われるの?

「耐熱400℃多風量形HEPAフィルタ(アトモス)」は、超高温環境でも使える特殊なフィルタです。通常のHEPAフィルタは 90℃ くらいが限界ですが、このフィルタは 400℃まで耐えられます。そのため、以下のような高温環境で活躍しています。


① 高温クリーンルーム(半導体・製薬工場)

半導体や医薬品の製造現場では、チリやホコリを極限まで除去する必要があります。しかし、焼成や乾燥工程では高温環境になるため、通常のフィルタでは耐えられません。「アトモス」なら、高温でも性能を維持 し、クリーンな空気環境を保つことができます。


② 焼却施設・排ガス処理システム

ゴミ焼却時の排ガスには、有害物質が含まれていることがあります。これをそのまま大気に放出するのを防ぐため、高温の排気をろ過できるフィルタ が必要になります。「アトモス」は 400℃の高温にも耐えながら、しっかりと有害物質をキャッチ する役割を果たします。


③ 金属加工・ガラス製造・化学プラント

金属やガラスの加工では、溶融や焼成によって高温の粉塵やガスが発生します。また、化学プラントでは高温のガスを処理する必要があります。通常のフィルタでは溶けたり劣化したりしますが、「アトモス」なら高温下でも安定した性能を発揮できます。


④ 医療・バイオ関連施設

病院や研究施設では、滅菌処理やバイオハザード対策のため、高温の空気をろ過するシステム が求められます。「アトモス」は、ウイルスや有害微生物の拡散を防ぎ、安全な環境を維持する ために活用されています。


 ■まとめ:最強の耐熱フィルタ「アトモス」

① 400℃の高温環境でも使えるHEPAフィルタ

② 焼却施設・半導体工場・医療機関・化学プラントなどで活躍

③ 高温でも微粒子や有害物質をしっかり除去 


冒頭では「どこで使うねんこれ⁉」と言いましたが、世界のどこかの工場や研究施設で活躍している重要なフィルタであることは確かですね。

英和商工は大手フィルタメーカーの販売店ですので、数ある中から「こんな使い方をするフィルタが欲しい!」というご要望にも対応可能です。ぜひお気軽にご連絡ください!


by M・M