こんにちは!ビル管理担当の皆様、いよいよ8月。
連日の猛暑が続いていますが、ビルの「給水ポンプ」の調子はいかがでしょうか。
夏は水の使用量が急増し、給水ポンプが常にフル稼働します。さらに、風通しの悪い機械室は室温が40℃を超えることも珍しくありません。このような高温下で連続稼働を続けると、モーター内の放熱が追いつかず内部に激しい熱がこもり、潤滑グリスの乾燥や部品の熱劣化を引き起こします。その結果、モーターの焼損や保護装置の作動による突然の運転停止など、猛暑特有のトラブルが1年で最も集中する季節となります。
■ 異音や水漏れは赤信号!放置で辿る「最悪のシナリオ」
給水ポンプの故障は突然起きるように見えて、実は「いつもと違う音(キーン・ゴー)」や「モーターの急な温度上昇」といった初期サインが必ず出ています。
これらを「まだ動いているから」と放置すると、以下のような最悪なシナリオを辿ることになります。

水漏れや異音の段階で早期に対処(予防保全)しておけば、突発的な断水トラブルや手痛い緊急工事の出費を抑え、最小限の費用で修繕できます。
※ポンプの構造(グランドパッキン式)によっては冷却・潤滑のために意図的に微量な漏れ(封水)を発生させる仕様もありますが、水量が急に増えたり水溜まりができる場合は異常のサインです。
■ 【寿命15年の壁】と計画修繕のメリット
日本の税法において、ビル給水設備の法定耐用年数は「15年」と定められており、実際の現場でも10年〜15年が更新の目安(寿命の壁)となります。特定の規模のビルでは法律による定期点検も義務付けられており、事故を防ぐための適切な管理が求められます。

「壊れてから慌てて直す」のではなく、事前に計画的な修繕を行うことには多くのメリットがあります。
〇下期予算への組み込みやすさ
この時期に事前点検を行っておけば、秋以降の下期修繕予算に組み込みやすくなります。
〇お盆休みの半日工事
シンプルな本体交換であれば通常「半日」で完了します。テナント様が一斉に休業されるお盆休みや夏季休暇を狙うことで、断水による業務への影響を最小限に抑えられます。
〇最新機器での電気代削減
最新のポンプへ更新することで、インバーター制御による電気代削減や静音化など、経費削減とテナント満足度の向上に直結します。

■ まとめ
給水ポンプは「壊れてから交換する設備」ではなく、「止まる前に守る設備」です。
英和商工では、熟練のプロが現状の点検から最適な更新プランまでご提案いたします。お困りのことがございましたら、小さなことでもぜひお気軽にご相談ください!
【管理者のための給水ポンプ点検チェックリスト】
☑ キーン・ゴーという普段と違う音がする
☑ モーター周辺が異様に熱くなっている
☑ 配管やポンプの下に水漏れ跡がある(※)
☑ 水圧が以前より弱く感じる
☑ 起動・停止を頻繁に繰り返している
☑ 設置から10年以上経過している
※グランドパッキン等の冷却・潤滑用の微量な漏れを除き、急に水量が増えた場合や水溜まりができている場合は点検をご検討ください。
1つでも当てはまる場合は、大きなトラブルになる前に一度点検をご検討ください。

